ブリリアントフラワーは、伸縮性のあるペーパーで形造った花に、
一枚一枚丁寧に彩色、オリジナルのWax でコーティングを施して作る
アーティフィシャルフラワー（ロウの花）です。
磁器のような質感と透明感ある輝きをもつブリリアントフラワーは、
自然の花の生命の華やぎと輝きを形に変えて表現しています。
一輪の花、また作品に、花のもつ優しさ、美しさ、そして四季折々の
風情を感じていただけるような花創りを目指しています。
Ⅰ―準備
１．花の型紙を用意します。
２．クレープペーパーの縦目に型紙を合わせ、花弁・葉の必要枚数をカットします。葉にはワイヤーを貼ります。
３．花弁の中心に指で丸く膨らみを入れます。
４．大きい花弁のヘリを竹串などでカールします。
５．スチロボールにワイヤーを通し、ボンドで固定します。
Ⅱ―造形
１．スチロボールを土台に、小さい花弁から順に、お花の表情を考えながら形を整え、ボンドで貼り付けていきます。
２．花の基部に綿花で膨らみを付け、がくを貼ります。
＜ポイント＞
Waxに通した時、くっついてしまわないよう、花弁の間隔に注意。
Ⅲ―コーティング（１） ベースWax
１．深さのある鍋にベースWaxを溶かしておきます。
２．形造った花を、溶かしたWaxに通し、余分なWaxは振り落とします。
３．自然に冷やし固めます。
Ⅳ―下塗り・彩色
１．彩色する前に、白色地塗り剤で下塗りをします。（Waxの上に絵の具を定着させるため）
２．地塗り剤が完全に乾いてから、絵の具で花びら一枚一枚表裏に色付けをしていきます。塗り直しができないので、丁寧に仕上げます。
Ⅴ―コーティング（２） 仕上げWax
１．溶かした仕上げWaxの中に、彩色した花を通します。
＜ポイント＞
Waxの温度、通す時間また花の形によってWaxの厚みは変わります。
Ⅵ―ニス塗り・組み立て
１．花と葉にニスを塗り乾かします。
２．ニスが乾いてから、花と葉を組み、1本の花にまとめて出来上がりです。
＜Waxの種類と使用上の注意＞
・Waxはベースと仕上げ、2種類のWaxを使用します。
・ベースWaxは粘りがあり、形造ったペーパーを固めます。仕上げWaxは色の保護と
艶を出します。
※いずれも高温で使用しますので、お取り扱いには充分ご注意ください。
